代表あいさつ

 このたびの総会の決議をもって、若年性認知症家族会 彩星の会代表に就任することになりました 森 義弘です。
 会発足の2001年、若年性認知症という言葉は世間にほとんど知られておりませんでした。そんな時期から一貫して介護者の立場に真剣に取り組み、会を支えてきた諸先輩方、中でも現顧問の干場 功氏、前任者の小澤礼子氏のお力で、今日の彩星の会の姿があります。多くの人から暖かい家族会とも呼ばれております。その後この家族会から巣立った多くの人たちによって、新しい家族会もいくつかできております。これらの家族会とも協力し合いながら先人たちが作り上げた暖かい家族会をあらためて継承し発展させる覚悟でおります。

 私自身も在宅介護の経験がありますが、それはすべて家族と友人それに家族会があったからこそできたことと思っています。
 とりわけ定例会での家族同士の交流があったからこそ10年間の楽しい介護につなげることができみなさまに感謝しています。介護者が抱える問題などを意見交換することによって孤独を脱し明るい笑顔を取り戻せます。

 若年性認知症の本人・家族が抱える問題としては、施設介護サービス、就労、居場所つくり、公的支援の量、資金、スピード、またこれらの仕組みつくりの難しさが挙げられます。そして何と言っても一番の課題は、本人・家族が知りたい情報を得る方法が分からないこととその情報を提供する場が不足していることです。
 このような多くの問題は、全国の若年性認知症家族会とのより強い連携を取ることで解決に向けて大きな力に変え、「若年性認知症の人への支援」へとつなげられると確信しております。
 家族会のみなさま、医療機関のみなさま、介護専門職のみなさま、そして行政の方々、のご協力をいただきながら、介護者とご本人が安心して暮らせる社会の実現に微力ながらも貢献したいと考えております。
 何卒、ご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

                             彩星(ほし)の会  代表 森 義弘